今日は、その後に実施したパフォーマンス向上を目的としたちょっとした設定変更を書きます。
今回実施した試みは、以下の2点になります。
- ディスク書き込みのオーバーヘッドを減らすようにディスクをマウントする。
- /tmpをRAM上に配置してディスク書き込みを減らし、アクセスを高速化する。
今回はまず、1の設定変更について。
これは、他の人が公開しているサイトを参考にして実施したのですが、
Linux(extファイルシステム?)ではファイルの読み込み時にアクセスタイムを
記録するのだそうです。
(参考リンク:ITmedia 余計なディスク書き込みを軽減させよう~noatime編~)
これは上記リンクに記載されているように、一部のシステムでは利用するようですが、
今回のようにクライアントとして使用する端末には必要ないはず。
なので、この設定を無効化してしまいました。
修正内容は以下の通り。
1./etc/fstabをviなどテキストエディタで開く。(念の為、バックアップを取得する)
バックアップを取得する際は、以下のコマンドが意外と便利ですよ。
$ cp -p (バックアップするファイル) (バックアップするファイル).`date +%Y%m%d`
このコマンドを使うと、日付を拡張子として付与してくれますので世代管理しやすいです。
私は一番初めのバックアップは.orgを拡張子にしています。
それ以降は日付が多いです。
2./etc/fstabの内容を修正する。
以下、私の環境の/etc/fstabの内容です。説明コメントは省略しています。
# <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass>
proc /proc proc nodev,noexec,nosuid 0 0
# / was on /dev/sda1 during installation
UUID=8f8577c8-d93a-4cf2-a169-63e8166a27f4 / ext4 errors=remount-ro,noatime 0 1
# /home was on /dev/sda4 during installation
UUID=0b960d9c-664f-4177-924f-9caa0290e7d0 /home ext4 defaults,noatime 0 2
# swap was on /dev/sda5 during installation
UUID=daa133c9-ce34-42f2-8417-b219d1389c95 none swap sw 0 0
赤字の箇所が今回追加した記述になります。
私の環境は、1ディスクの環境ですが、/homeをパーティション分けして
初期インストールしているのでこのようなfstabの内容になります。
特に意識せずにインストールしている場合は、/(ルート)だけ修正すればいいはずです。
3.OSを再起動する。
/etc/fstabの修正を反映させるために、OSを再起動します。
以上になります。
正直、これでどの程度パフォーマンスがよくなっているかはわかりません…(^_^;)
でも不要な書き込みを少しでも減らすことで、HDDやSSDの寿命が長くなる
可能性はあるかもしれません。
この設定は、体感的な要素は少ないかもしれませんが、長い目で見た時に
何かしら結果がでるかもしれません。
一度、オプションを外して再起動して、I/Oを測ればいいのですが、
この設定に関してはそこまで熱意はありません…(^_^;)
なので、この記事を見た方で、設定するまえにddレベルでもいいので
I/O測定して結果をコメントなどしていただけるとありがたいです。
次回は、2に上げた/tmpのRAM上への配置とプラスアルファについて書こうと思います。
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