それは、ネット上の図鑑で紹介されている内容通りに事は進まないということ。
育成が容易、初心者向けとなっていても、私が育てると育たないものが結構ありました。
前提として、「どの環境でなら育成が容易であるか」、これが書かれていないと思います。
上級者の方にとっては何が足らないか、その辺を考察して対応できると思います。
例えば、底床ひとつにしても、光量にしても。
水草メインならまずソイルを底床にするでしょう。
でも魚メインだとソイルを選ぶ方は少ないと思います。
私は、魚メインの初心者にソイルはオススメしません。
なぜなら、濾過についてもどれがいいかわかっていないことが多いと思います。
私はソイル系底床と外掛けフィルターで痛い目を見ています。
テトラのバイオパックJrが3日で真っ茶色になる毎日でした。
ソイルを使用するなら、それにあった濾過装置を選ぶべきだと思いますし
今私が水草水槽を作るなら、底床をソイルにして底面フィルターにすると思います。
液肥やCO2添加も考えると思います。
そうすると、おそらくネット上の図鑑で書いてある難易度通りの育成に
近づけるような気がしています。
しかし、魚メインで水槽を立ち上げてしまって、いまさら底床を変えたくないけど
水草もやってみたい…、魚だけの水槽じゃあ寂しい…など思う方もいると思います。(私です)
そういった人向けに、ごくわずかではありますが、我が家の環境でなんとか育っている
初心者でも維持できそう水草類をご紹介したいと思います。
まず、我が家の水槽の全景から。
ちょっと弄りましたが、これがほぼ最終形となると思います。
環境は以下のとおり。
【水槽】
コトブキ クリスタルキューブ300(25リットル)
【底床】
ADAラプラタサンド
【フィルター】
テトラ ブリラントフィルター
【エアポンプ】
ニチドウ ノンノイズW300(フィルター用に1本だけ使用)
【メイン照明】
スドー カノーバ S-2900(27W蛍光灯)
【ヒーター】
エヴァリス オートヒーターダイアルブリッジ N50AD
【水草用肥料】
スティックタイプのショップオリジナル
こんな感じです。
それでは、ひとつずつ水草をご紹介します。
とにかく簡単に育ってくれます。
我が家ではスティックタイプの肥料を埋めてあるだけですが、たぶん肥料なしでも
十分に育ってくれると思います。
とにかく育成が容易なので、まずはこの水草を植えてみて、育つか育たないかを
確かめてから他の水草を購入するのが良いと思います。
光量は必要です。ただし、あまり光源の種類は選ばないというか贅沢な光源を
必要としないように思います。
LED電球を使っていたころからずっと維持できています。
枯れてしまった株もありません。
手前側の最近買った株が黄色掛かっていますが…これはたぶんまだ我が家の
水槽環境に適応できていないだけだと思います。
そのうち、根を張り始めるのでそうしたらグイグイ伸びてくると思います。
お値段もそれほど高くはありません。
まずはこれからスタートがいいと思います。
- クリプトコリネ ウェンティグリーン
キューブ水槽で唯一前景に植えています。
クリプトコリネ類は育成が難しくなく、光量もそれほど必要ないようなので
まずあまり枯れることはないと思います。
キューブ水槽の27W蛍光灯1つで十分な緑色に育ってくれています。
おそらく27W蛍光灯でなくても色落ちするかもしれませんが、枯れることはないと思います。
緑が欲しいけど、水草を育てる自信がない方もこれなら問題なく維持できると思います。
- アマゾンソード
なんとなく、名前がかっこいいから買ってしまったんですが、私はほうれん草にしか
見えなくなってきています。
これも枯れることなく育ってくれています。
しかしはじめは浮きやすくて植え付けが大変かもしれません。
根が出ていないものだったら根が出るまでおもりを巻いておくか、
いくつか葉を間引いてやるといいと思います。
これはネット上の図鑑などでも育成が容易となっています。
我が家でもあまり手をかけなくても育ってくれているので、育成は容易です。
ただ、配置が難しいです…
私も配置に困り、いろんなところを転々とさせたあげく、
クリプトコリネの後ろに落ち着かせようということになりました。
- ルドウィジア
アマゾンソードの奥に生えている葉の裏が赤い水草です。
維持は容易ですが、我が家の27W蛍光灯でも場所によってはうまく色が出ず
新芽はほとんど葉の表も赤くなってしまっています。
葉の表を緑にするには光量が必要となります。
比較的優しい部類なんですが、綺麗に維持しようとすると光は必要です。
- ポタモゲトン・オクタンドルス
細長い葉をつける有茎植物です。
これも比較的植えづらいので、斜めに挿すと良いと思います。
よく気泡をつけてくれて、見栄えもよく、上のほうが寂しくなってしまいがちなところを
いい感じで埋めてくれる、私としては重宝したい水草です。
草自体も結構頑丈で、光量があれば育ってくれますが、他の水草に影をつくって
しまいがちなので、トリミングはマメにしてあげたほうが良いと思います。
私のイチオシの水草です。
ミナミヌマエビも結構喜んでくれているようで、よくこの水草でお掃除してる姿をみかけます。
以上、我が家の水草でした。
はじめのうちは流木入れたりモスを巻いてみたりいろいろやってみたのですが
なかなか綺麗に収まりがつかなかったです。
そこからシンプルにしていくことで、結構まとまってきている気がしています。
他、オススメする水草は
- アナカリス
- ミクロソリウム
ですね。
ブラックウォーターにした水槽でも枯れずに維持できています。
ミクロソリウムはちょっと高いので使い捨てって気持ちでは買えませんが、
アナカリスは比較的安価で購入できるので、そういう意味でオススメできます。
カボンバはアナカリスと同じように安価で売られていますが、育成が難しいです。
綺麗に育てるにはそれなりに光量が必要ですし、葉がすぐ落ちてしまい
水槽内をういていることが多くなったりするので、オススメしません。
しかし、水上まで達するときれいな花を咲かせるので、いつか本格的にやってみたいとは
思っています。
これから水槽作ってみたい方で、水草も考えている方の少しでもお力になれれば、と
思い経験したことを記事にしてみました。
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